重量オーバーは禁止です!!
一般的制限値とは?
道路は一定の構造基準により造られています。そのため、道路法では道路の構造を守り、 交通の危険を防ぐため、道路を通行する車両の大きさや重さの最高限度を定められてい
ます。(道路法第47条第1項、車両制限令第3条)
この最高限度のことを 一般的制限値といいます。
通行車両が一般的制限値を1つでも超過したり、許可された限度値を1つでも超過すると 「車両制限令違反」となります。車両制限令違反をしたまま高速道路を通行すると、道 路の劣化を早めたり、車両の安全性が確保できず重大な交通事故の発生につながる可能性があります。
車両「総重量」だけではなく「軸重」にもご注意ください!
「軸重」とはそれぞれの車軸にかかる重量です。
車両制限令では、軸重の一般的制限値が10トンと定められています。
「総重量」が一般的制限値以下でも、荷物の積み方による偏りで「軸重」が超過する場合があります
国の試算では、軸重20トンの車両制限令違反車両が通行すると、橋梁のコンクリート床
板には軸重10トンの車両の約4,000倍もの疲労が蓄積されるため、道路の劣化を早める ことにつながります。
特殊車両通行許可申請
一般的制限値を超過する車両(特殊車両)は、「特殊車両通行許可制度」に基づく 申請をおこない、道路管理者から特殊車両通行許可証の交付を受け、許可証を車両 に備え付けることで通行することが可能となります。(道路法第47条の2)
特殊車両の申請手続方法はこちらへ【(独)日本高速道路保有・債務返済機構のWEBサイトに移動します】
特殊車両通行許可オンライン申請開始のお知らせ(2022年4月1日から)【(独)日本高速道路保有・債務返済機構のWEBサイトに移動します】
車両制限令違反の取締り・罰則
インターチェンジ入口などで車両制限令違反車両の取締りを実施しています。この取締りでは、違反が認められる車両に対して、積荷の軽減などの措置を講じています。
重さ・大きさが決まりを超える車両の通行には許可証が必要です!
《車両制限令違反車両の取締り》
当社管内では、高速道路本線に設置した自動軸重計により、高速道路を通行する車両の 軸重を自動で計測しています。
また、自動軸重計の計測結果については、(独)日本高速道路保有・債務返済機構や各 高速道路会社と連携し、車両制限令違反者に対する指導・取締りをおこなっています。
自動軸重計の計測結果を活用した新たな指導・取締りについて(2023年4月1日~)
《自動軸重計による警告表示》
悪質な違反者や常習者に対しては警察への告発をおこなうことがあります。
車両制限令違反者に対する大口・多頻度割引停止等措置
車両制限令違反者に対して、その違反の程度に応じて点数を付与し、累積違反点数が一 定の点数に達した場合に大口・多頻度割引停止などの措置を講じています。
高速道路会社では、重量超過する違反車両の通行が後を絶たず、道路を著しく劣化させ る要因となっていることを踏まえ、平成29年4月1日から車両制限令違反者に対する 割引停止などの措置内容を見直しております。
累積違反点数 | 措置内容 |
---|---|
30点 | 講習会等による指導 |
60点 | 一部割引停止(1ヵ月) |
90点 | 一部割引停止(2ヵ月) |
120点 | 一部利用停止(1ヵ月) |
150点 | 一部利用停止(2ヵ月) |
※以降は、30点ごとに一部利用停止期間が1ヵ月ずつ延長
車両制限令違反者に対する大口・多頻度割引停止措置等の見直しについて(概要版)
車両制限令違反者に対する大口・多頻度割引停止措置等の見直しについて(詳細版)
車両制限令違反は運送事業者だけの問題ではありません!
高速道路において繰り返し道路法(車両制限令)に違反して車両を通行させた者に対し実施した是正指導の内容を(独)日本高速道路保有・債務返済機構WEBサイトで公表しています。
繰り返し道路法(車両制限令)に違反した者に対する是正指導内容の公表【(独)日本高速道路保有・債務返済機構のWEBサイトに移動します】