交通死亡事故の発生状況と特徴・傾向
NEXCO中日本が管理する高速道路では、2024年に31件の交通死亡事故が発生し、32名の尊い命が失われました。
事故の特徴として、2024年は高速道路上で停止している車両や人と衝突する事故が全体の約半数(14件15名)を占めました。
高速道路をご利用のお客さまにおかれましては、高速道路上には何らかの原因で「停止車両」や「人がいる」可能性があることを意識していただき、安全な速度で十分な車間距離を確保した運転をお願いします。
また、事故や故障により高速道路上でやむを得ず停止した場合は、後続車への合図、路上に立たない、車内に残らない、安全な場所への避難、その後110番等への通報をあわせてお願いいたします。

高速道路上の思わぬ停止車両や人にご注意ください
もし、事故・故障などで高速道路上に停止した場合は「後続車が気付いてくれるはず。」と過信しないで、後続車への合図をしたら、まずは、避難できる場所かどうか十分に確認のうえ、すみやかにガードレールの外など、安全な場所に避難し、110番、非常電話、道路緊急ダイヤルなどで通報をしてください。
走行中には「前方に停止車両や人がいるかも…」という意識をもって、前方に注意し、わき見をせず、安全運転をお願いいたします。
高速道路上の運転など動作が少ない環境では睡眠不足でなくても眠気がやってきます。眠気や疲れを感じる前に、適宜休憩を取ってください。
事故・故障等で停止した際のお願い
- ◎本線や路肩を絶対に歩き回らない!
- ◎ハザードランプ・発炎筒、停止表示器材で後続車に合図!
- ◎自車より後方のガードレールの外側など安全な場所に避難!
※車内に残らず全員避難! - ◎安全な場所に避難してから110番、非常電話、道路緊急ダイヤルで通報!

安全走行に関するお願い
- ◎前方の停止車両や人に注意!
- ◎渋滞末尾で停止・減速する際はハザードランプを点灯して後続車に合図!
- ◎情報板やハイウェイラジオなどでこまめに道路交通情報をチェック!
- ◎故障やトラブルが起きないよう出発前には必ず車両点検!

自動二輪車が関係する事故にご注意ください
自動二輪車の急ハンドルや急ブレーキは車両の転倒など重大事故に直結するおそれがあります。ライダーの皆さまには、周囲の交通状況に十分注意し、危険を予想しながら運転していただきますようお願いします!
- ◎運転技術・車両性能を過信せず、自分のペースに合った運転を心がけましょう!
- ◎疲労・集中力の回復のため、SA・PAでこまめに休憩をとりましょう。特に、風雨が強い場合などには無理せずにSA・PAに退避しましょう!
- ◎渋滞中のすり抜けや路肩走行、車両の左側からの追い越しなど、交通ルール・マナーを無視した危険行為はやめましょう!
【リンク】
- いま確認したい! 高速道路上でのもしもの対処法【政府広報オンライン】
- https://www.gov-online.go.jp/prg/prg16580.html
- 高速道路での緊急事態~緊急時の3原則を知っていますか?~【警察庁】
- https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/highway/index.html
- 高速道路を走行する時には(セーフティドライブ)
- https://www.c-nexco.co.jp/safety/safety_drive/