耐久性・施工性に優れ、張力の再緊張・解放の機能を兼ね備えた既設橋梁用の外ケーブル補強工法です
様々な形式の橋梁に適用可能な高耐久且つ、施工性に優れた外ケーブル補強工法です。
特 長
- 従来のケーブル本体部「PC鋼より線+防錆ワックス+高密度ポリエチレン」に、マルチレイヤプロテクションの考え方を採用し、「亜鉛めっきPC鋼より線+防錆ワックス+高密度ポリエチレン」仕様、または「ECFストランド+高密度ポリエチレン」仕様とすることで高い防食性を実現しました。
- 定着具及び付属金属は、複合皮膜処理 ( ディスゴ処理 ) を採用して耐久性を向上させています。そして、ケーブルを定着しているくさび周辺の空間には、ポリブタジエンゴムを充填し完全な密閉状態としています。
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くさび方式とリングナット方式を組み合わせることにより、コンパクトな定着端部と緊張荷重調整機構の両立を実現しました。これにより再緊張、張力解放などが可能で、待受け補強やケーブル取替え作業が可能となりました。
- 支圧面を2面とした「2段式アンカープレート」を採用することにより、コンクリート定着体をコンパクト化しました。また、くさび方式とナット方式の施工を1 台の専用ジャッキにより施工可能で、桁端の狭隘な空間での施工が容易になりました。これにより従来工法と比べてコンクリート定着体を桁端部に接近して設置することが可能となり補強区間が延長できます。

実績(販売・施工・導入)
2023年度:12セット