新東名高速道路
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新東名の建設を支えた最先端技術

最先端技術で作られている新東名

その技術は高い評価を受けています。

新東名は山間部を通るため、長大橋梁や長大トンネルが多くありましたが、安全と品質を確保し、コストを縮減するために新技術や新工法を積極的に採用して土木学会等からいくつもの技術的な表彰を受けています。

【平成21年度土木学会田中賞受賞】

猿田川(さるたがわ)橋・巴川(ともえがわ)橋は、上部工の橋梁形式に日本で初めてPC複合トラス構造を採用した最大支間119mのPC連続ラーメン複合トラス橋です。上部工をコンクリート床版と鋼トラス材を組み合わせた複合構造とすることにより、従来のコンクリート橋に比べて軽量化することができ、橋脚や基礎構造のスリム化が図られ、コスト削減を図っています。また、この特徴的な透明感のあるフォルムはモニュメント性を創出するとともに、周辺にお住まいの方への圧迫感を軽減し、周辺の自然に溶け込む景観を創造しています。

  • 巴川橋(静岡市)
    巴川橋(静岡市)
  • PC複合トラス構造
【平成16年度土木学会田中賞受賞】

新富士川(しんふじかわ)橋は、一級河川富士川を跨ぐ支間長265mの長大アーチ橋。わが国で初めての「鋼・コンクリート複合アーチ橋」を採用しています。複合アーチ橋は、アーチ部および鉛直材に圧縮特性に優れたコンクリート構造を使用し、上部工には軽量化を図ることが可能なPC床版鋼2主桁(コンクリート製の床版を鋼製の主桁2本で支える構造)を使用した合理的な構造です。このため、通常のコンクリートアーチ橋と比べ、重量が約40%軽減され、約20%のコスト削減を図っています。

  • 新富士川橋(富士市~富士宮市)
    新富士川橋(富士市~富士宮市)
  • 一級河川富士川を跨ぐ支間長265mの長大アーチ橋

※「土木学会田中賞」は、昭和41年度より橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して授与されている学会賞で、研究業績部門、論文部門,作品部門の3つの部門があります。

【平成22年度プレストレストコンクリート技術協会賞受賞(作品部門)】

谷津川(やとがわ)橋は、波形鋼板ウェブとストラット付き床版を有する鋼・コンクリート複合PC橋であり、新東名の建設で新しく開発された技術を取り入れ、経済性、耐久性、施工性、景観性を向上させた点が評価されました。
主桁断面は、波形鋼板ウェブを採用し、さらに斜めのストラットで張出し床版を補強して桁断面を縮小しています。この形式を採用することにより主桁重量が軽量化され、橋脚や基礎のスリム化が可能となり、コストを約15%削減できました。

  • 谷津川橋(裾野市)
    谷津川橋(裾野市)
  • 谷津川橋 波形鋼板ウェブ
    谷津川橋 波形鋼板ウェブ

※「プレストレストコンクリート技術協会賞」は、プレストレストコンクリートに関して優れた業績に与えられるもので、論文部門、作品部門、技術開発部門、施工技術部門の4つの部門に分かれています。

【平成19年度土木学会技術賞受賞】

粟ヶ岳トンネル(島田市~掛川市)
粟ヶ岳トンネル(島田市~掛川市)

粟ヶ岳(あわがたけ)トンネルは、延長約4.6kmの新東名で最長のトンネルです。このトンネルは、地質が脆弱(ぜいじゃく)で掘削断面積も大きいことから、TBM(トンネルボーリングマシーン)を使用して導坑を掘削した後に拡幅掘削を行う工法を採用しています。今回の施工実績により、脆弱地山における安全性・経済性に優れた施工技術が確立され、トンネル施工技術の発展に貢献しました。

【平成20年度土木学会技術賞受賞】

今里トンネル(裾野市)
今里トンネル(裾野市)

今里(いまざと)トンネルは、建物直下を通過するわが国初の超近設双設大断面トンネル(非常に近接した2つのトンネル)です。このトンネルは、土被りが10~14mと薄く、上下線のトンネル間の距離が4~6mと近接する厳しい施工条件のもとで、直上にある民間研究施設などへの影響を抑え、安全に工事を進めるため、地盤改良、掘削断面の分割掘削、地表面沈下計測などを行いました。

※「土木学会技術賞」は、具体的なプロジェクトに関連して、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる計画、設計、施工または維持管理等の画期的な個別技術(情報技術、マネジメント技術を含む)に与えられるものです。

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