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2014年2月以前のニュースリリース

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中部横断自動車道(増穂(ますほ)IC~南アルプスIC)が12月16日に開通します -太平洋へ向かって南進します!-
この記事は過去のニュースリリースです。
掲載されている情報は発表当時のものであり、現在の状況と異なる場合があります。

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2006年09月28日
中日本高速道路株式会社[社長・高橋 文雄(たかはし・ふみお)]が、建設を進めてまいりました、中部横断自動車道(中部横断道)の増穂インターチェンジ(IC)から南アルプスICまでの区間(延長6.2㎞)が開通します。 これにより、中部横断道の増穂ICから双葉ジャンクション(JCT)まで16.0kmが通行できるようになります。

中部横断道は、静岡市を起点に、途中、中央自動車道(中央道)を経由し、長野県佐久市(さくし)で上信越自動車道(上信越道)に接続する延長約136㎞の高速道路です。これらの高速道路の相互連携により、高速道路ネットワ-クを強化するとともに、太平洋側と日本海側との連携を深め、広域観光ゾーンが形成されます。当区間の開通により、山梨県の農産物や特定重要港湾である清水港の物流が広域化・効率化されるなど、沿線の産業・経済・文化の発展に寄与するものと期待されます。

また、中部横断道(静岡県-山梨県区間)は、災害や異常気象時などに、並行する一般国道52号の代替ルートとして交通機能を確保することができます。今回の開通区間でも、増穂町(ますほちょう)や鰍沢町(かじかざわちょう)など山梨県の峡南(きょうなん)地域から甲府市にある救急医療施設への搬送時間を短縮し、救命率が高まることなどが期待されています。


1.開通日時

平成18年12月16日(土) 15時00分

2.開通区間

中部横断自動車道
増穂IC (山梨県南巨摩郡(みなみこまぐん)増穂町大椚(おおくぬぎ))から
南アルプスIC (山梨県南アルプス市吉田(よしだ))までの区間(延長6.2km)

3.開通の効果

中部横断道は、東名高速道路、第二東名高速道路と中央道、上信越道を相互に連絡し、沿道地域の生活・産業・観光を活性化させるとともに、災害などで一般国道等に通行できない区間が生じても、代替ルートとしても活用でき、緊急物資の輸送や災害救助活動のための交通路を確保します。
(1) 信頼性の向上
静岡県と山梨県を結ぶ一般国道52号は雨量規制区間が6ヶ所あり、150mm以上の連続雨量があると通行止めになります。中部横断道の開通によって、一般国道52号に代わる幹線道路として交通機能を確保することができます。
(2) 安心なくらしの確保
今回の開通区間(増穂IC~南アルプスIC)を利用することで、増穂町から第三次救急医療施設(山梨県立中央病院:甲府市)までの搬送時間は、これまでより約6分短縮することができ、これによる救命率の向上が期待されています。
概念図
(3) 地域産業の発展
増穂町と南アルプス市の境に位置する櫛形山(2,052m)は高山性の植物に恵まれています。中でも7月中旬の最盛期には7ha(約3,000万本)にも及ぶ自生のアヤメが咲き乱れる群生地があり、東洋一の規模を誇っています。途中の林道からは、富士山や白根三山を眺望でき、多くの登山者に親しまれています。
南アルプス市は『桃・すもも』、増穂町では『ゆず・西洋なし』が特産物になっています。近年、この地域の観光農園の果実狩りを目的とした観光客も増えており、今回の開通により、さらに首都圏からの集客に拍車がかかると思われます。

4.開通区間の概要

中部横断自動車道
施行命令 平成5年11月19日
延長 土工延長 約0.7㎞(約11.3%)
  橋梁延長 約5.5㎞(約88.7%)
車線数 暫定2車線
インターチェンジ等 増穂IC【開通区間の起点】
       山梨県南巨摩郡増穂町大椚(おおくぬぎ)
南アルプスIC【開通区間の終点】(既開通区間)
       山梨県南アルプス市吉田

5.通行料金

  • 通行料金は、別紙PDFファイルのとおりです。


6.その他

開通式典は、平成18年12月16日(土)午前10時から南アルプスIC付近で行います。
<詳しくは別途ご案内します>

参考情報

10月1日(日)に中央道:双葉サービスエリアで行われる「NEXCO中日本1周年記念イベント」の中で、中部横断道のPRコーナーを設けています。ぜひお立ち寄りください。