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ICから20分紀行「北陸道 小矢部IC、砺波IC、小矢部砺波JCT→能越道」編

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北陸道 小矢部IC、砺波IC、小矢部砺波JCT→能越道 ロードマップ

小矢部IC

源義仲騎馬像

ICを左に出て、そのまま直進すると、源(木曾)義仲が戦勝を祈願した埴生護国八幡宮に至る。石段の前に、昭和58(1983)年、倶利伽羅峠の源平合戦800年祭を記念して建てられた義仲の騎馬像がある。

八幡宮は、奈良時代に始まるといわれる古社。江戸初期にできた社殿は、国の重要文化財だ。

倶利伽羅峠へはICから一度八幡宮へ行って、戻るようにした方が間違いない。埴生の信号を右折し、案内板に従って「源平ライン」と呼ばれる山道を上る。
峠の手前、「猿ヶ馬場」に陣を構えた平家軍へ、義仲は、角にたいまつくくりつけた牛を突入させて、大勝したという。その牛の像がある辺りは、5月の連休のころに7千本の八重桜が咲く観光名所にもなっている。

「火牛像」の先には、高さ約7mの「源平供養塔」、その後ろに隠れるように、苔むした五輪塔がある。これは討ち死にした平家の武将、平為盛の墓で、鎌倉時代に建てられた。

その道をたどると、すぐに倶利伽羅不動寺に至る。「日本3大不動」の1つだそうで、境内からはすばらしい眺望が開けている。

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  • 瑞龍寺山門
  • 瑞龍寺法堂
  • 埴生護国八幡宮の社殿
  • 火牛像
  • 源平供養塔
  • 為盛塚
  • 倶利伽羅不動寺

能越道・福岡IC

桜町遺跡のウッドサークル

今回は、小矢部・砺波JCTから能越自動車道へ入ってみた。
福岡ICを出て、国道8号の西中野交差点を右折し、風力発電の巨大な風車が回る稲葉山山頂をめざした。標高は347mしかないが、遠く立山連峰まで見渡せる絶景ポイントだ。頂上付近には牧場、「ふれあい動物広場」などもあって、親子連れでにぎわっている。

西中野で曲がらず、その先の桜町西交差点を左折すると、すぐ右側に、縄文時代の「桜町遺跡」がある。復原された「環状木柱列」(ウッドサークル)が珍しい。実際にこのような姿だったか、研究者の間で意見が分かれているが、石川県内にも同様の遺構があり、北陸地方特有のものとみられているそうだ。

桜町西交差点を右折して、山道を上る。宮島温泉を過ぎて少し走ると、「竜宮淵」という看板があり、子無川の岸辺に、デンマークのコペンハーゲンにあるのとそっくりの「人魚の像」があった。ここから先は宮島峡と呼ばれていて、道のかたわらに、ミロのビーナスなど、世界中の有名な女性像が立っている。

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  • 稲葉山の発電風車
  • 宮島峡・竜宮淵の人魚像

能越道・高岡IC

大伴神社

ICを左に出て、国道8号・羽広町の信号を右折して、高岡市中心部をめざした。JR高岡駅の南側、高岡市関本町にある瑞龍寺は、高岡の街を造った前田利長(加賀藩2代藩主)の菩提寺。伽藍の巨大さにも目をみはらされるが、山門、仏殿、法堂が国宝という、建築の見事さにも驚かされる。

加賀百万石の祖・前田利家の長男、利長は高岡に城を築き、周辺各地から商工業者を移住させて城下町を区割りした。高岡の開祖と言える。瑞龍寺の正面からまっすぐの道を東へ行くと、利長の墓所がある。墓石は、台座を含めて11・75mもあり、武士の墓としては最も高いという。

高岡市は、日本の銅器の95%を生産している。その象徴が「高岡大仏」だろう。JR高岡駅北側の県道を東へ進み、下関町の信号の先、左側の一方通行の道を入る。大仏の起源は13世紀にさかのぼるというが、この場所に大仏が建立された江戸時代以降、3度、火事で焼失した。「燃えない大仏を」という願いで、銅器職人たちが協力し、1933(昭和8)年に、現在の大仏が完成した。

路面電車が走る高岡駅北口の大通りを北へ向かい、千保川を越えた左手に「金屋町緑地公園」がある。ここは、前田利長が銅器職人を集めて住まわせた所で、公園には「高岡鋳物発祥地」と刻まれた石碑が立っている。

雨晴海岸から立山連峰を望む

現在は高岡市内だが、小矢部川河口の左岸、伏木地区には奈良時代、越中国府が置かれていた。万葉歌人として名高い、大伴家持(おおとものやかもち)も5年間、国守としてこの地ですごし、「春の園紅(くれない)匂う桃の花 下照る道にいで立つ乙女」など、数々の秀歌を残した。
高岡ICから国道8号をたどり、江尻交差点を左折して県道伏木港線で小矢部川を越え、そのまま丘陵地へ上ると、家持にちなんだ「高岡市万葉歴史館」がある。伏木地区の各地にはたくさん、家持の歌碑も立っている。

県道伏木港線・神社口の信号を左折つすると、突き当たりに、「越中一宮」気多神社がある。本殿は国の重要文化財。向かって左側に、大伴家持を祀る大伴神社が創建されたのは、没後1200年の1985(昭和60)年のことだ。

伏木は、江戸時代から明治初期にかけて、北前船で栄えた港町でもある。小矢部川を越えたら、丘に上らず、右手のJR氷見線に沿って河口方向へ進み、伏木駅の先を左折すると、「伏木北前船資料館」がある。回船問屋だった旧秋元家の屋敷で、港を見下ろす望楼まで上ることができる。

伏木から海岸沿いに、県道を氷見市方向へ5分ほど走ると、「絶景ポイント」として知られる「雨晴(あめはらし)海岸」がある。この季節、条件さえ合えば、富山湾越しに雪の立山連峰を遠望できる。

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  • 国宝 瑞龍寺仏殿
  • 前田利長公墓所
  • 高岡大仏
  • 高岡鋳物発祥地碑
  • 万葉歴史館
  • 越中一宮 気多神社
  • 伏木北前船資料館

砺波IC

5連水車

ICを右に出て、太郎丸の信号を左折する。豊町の三叉路を直進し、砺波郵便局の手前を左に入った所に、砺波市の生涯学習施設「かいにょ苑」がある。「かいにょ」とは、この地方によく見られる屋敷林のこと。建物は、砺波平野の典型的な大型農家である「旧金岡家」だ。家族の出入り口、お客様を迎える玄関、それにお坊様を迎える玄関と、入り口が3つもあるのに驚かされた。

豊町の三叉路を右の方へ進むと、少し先の花園町交差点の右手に、チューリップ公園がある。砺波平野は、日本一のチューリップ生産地。公園も今頃が美しい季節だ。

道路わきに見える洋館は「砺波郷土資料館」。明治42年に建てられた「中越銀行」を、1982(昭和57)年に、この地へ移築した。

砺波市美術館の方へ歩いていくと、途中に、やはりこの地方の典型的な農家建築である「旧中島家住宅」があった。18世紀末ごろの建築と考えられているそうで、咲き誇る梅の花が似合う家だった。

美術館の前を通り過ぎると、「5連揚水水車」が展示されていた。水田に水を供給する装置で、「3連水車」は各地にあるが、5台の連結は、全国でもここだけ。かつての農村風景を再現したという水車は、力強い姿だった。

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  • 旧金岡家住宅
  • 砺波郷土資料館
  • 旧中島家住宅

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