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地域環境への配慮

生物多様性への配慮

日本は緑豊かで地形の変化に富み、温暖湿潤気候特有の明瞭な四季のもと、多種多様な動植物に恵まれています。NEXCO中日本では、生物多様性に配慮したエコロード(自然環境に配慮した道)づくりに取り組み、自然環境の保全に努めています。

エコロード(自然環境に配慮した道)づくり

道路建設は、周辺の動植物の生息・生育基盤の消失、動物の移動経路の分断、生息・生育環境の質的変化をもたらす恐れがあります。このため、当社では、建設に際して地域生態系への影響を回避・低減し、新たな生息・生育環境の創出などを進めて、生物多様性の保全に取り組んでいます。

エコロードの取り組み

図:エコロードの取り組み

生息・生育基盤の消失・縮小を少なくする

新東名高速道路の建設予定地でタヌキノショクダイが確認されたため、道路構造を当初盛土にする計画としていたものを擁壁に変更して、その生息地を保全しました。

現地の保全状況

現地の保全状況

タヌキノショクダイ

タヌキノショクダイ

道路構造変更による保全状況(破線の盛土から擁壁へ)

道路構造変更による保全状況(破線の盛土から擁壁へ)

移動経路の分断を防ぐ

首都圏中央連絡自動車道では、けもの道となるトンネル(高速道路下の通路)を設置し、動物の移動経路を確保しています。

アナグマのトンネル利用の様子

アナグマのトンネル利用の様子

生息・生育環境の質的変化を少なくする

東海北陸道ではクロサンショウウオの生息環境の確保のため2004年に整備した産卵池付近で、繁殖地の安定のため新たな産卵池を整備し、生息環境を整える取り組みを行いました。

クロサンショウウオ

クロサンショウウオ

道路空間を活用して生息・生育環境を創出する

東名阪自動車道 弥富ICと蟹江ICでは毎年春になると数千羽のサギが飛来して営巣します。NEXCO中日本は高速道路内が自然を守れる場所と考え、お客さまの安全を図りながら野鳥と高速道路との共生の道を選び、生息環境の保全に努めています。

サギのコロニー

サギのコロニー

お客さまとサギを守るためのフェンス

お客さまとサギを守るためのフェンス

エコロードに対応した地域性苗木

自然環境が豊かな地域を通過する道路の区間では、地域に自生する樹木のタネを採取し、育て、地域性苗木として高速道路ののり面などの緑化に活用しています。

地域性苗木の育成方法

地域性苗木の育成方法

沿道環境への貢献

高速道路は、自然の多い山間部や住宅地に近接する都市部など多種多様な空間を通過します。都市部では、地域の皆さまの生活基盤の確保を目的とし、「環境影響評価法」「騒音規制法」などの趣旨に沿って、生活環境の保全に努めています。

騒音対策

事前の騒音予測や沿道自治体からの要請、立地条件に基づき、遮音壁や環境施設帯を設置しています。
名古屋第二環状自動車道では、掘割上部に特殊吸音ルーバーを開発・設置して沿道環境の改善に努めました。

遮音壁の設置状況

遮音壁の設置状況

特殊吸音ルーバー

特殊吸音ルーバー

通常の舗装に比べ、水はねが少なく、さらに騒音も低減する効果(2~4dB)がある舗装を採用しています。

従来の舗装(左)と高機能舗装(右)

従来の舗装(左)と高機能舗装(右)

大気汚染対策

高速道路ネットワークの整備などによる走行速度の向上と、のり面の樹林化などにより、CO2だけでなく、NOxやSPMの排出削減・抑制をすることで高速道路周辺の大気環境を改善しています。

樹林によって大気がきれいになる仕組み(イメージ図)

樹林によって大気がきれいになる仕組み(イメージ図)

環境コミュニケーション

NEXCO中日本グループでは、お客さまや地域の皆さまとともに、社会との環境コミュニケーションを大切にし、地域との連携を進めています。

COP10開催への協力

COP10開催への積極的な協力・支援として、COP10オリジナルポスターの作成・掲示による広報活動の実施や、関連イベントへ積極的に参加しました。

主なイベントへの参加状況

国際生物多様性の日・COP10半年前記念行事

『国際生物多様性の日・COP10半年前記念行事』
開催日:2010年5月22日(土)・23日(日)
場所:オアシス21

生物多様性交流フェア

『生物多様性交流フェア』
開催日:2010年10月18日(月)~29日(金)
場所:白鳥会場及び名古屋国際会議場
緑の里プロジェクト

地域の皆さまとの連携・協働により、高速道路のり面などの緑化・美化をする「ハイウェイ緑の里プロジェクト」を2010年度は8箇所で実施しました。

2010年6月 名神 彦根市内

2010年6月 名神 彦根市内

郷土種保全協議会

名古屋市やNPOと協議会を設立し、NEXCO中日本の緑化技術を高速道路以外でも活かす活動を開始しています。2010年度は、育てた地域性苗木を戸田川緑地と東山の森に植樹しました。

「郷土種子を活用した名古屋の緑化及び生態系保全推進協議会」の構成

図:郷土種子を活用した名古屋の緑化及び生態系保全推進協議会の構成

戸田川緑地での植樹

戸田川緑地での植樹

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